精米工場

パールライス宮城本社精米工場は七ツ森を望み、
田園風景が広がる東北自動車道大和インターチェンジのすぐそばにあります。
各産地からトラックで運ばれてきた玄米は、ここで精米包装されてお店へと出荷されます。
この工場では1ヶ月に最大で3,800トンものお米を精米することができます。

徹底した品質管理

工場の操作は遠隔で行います

おいしい宮城のお米を皆さんに安心して食べていただくために、工場では衛生管理を徹底しています。玄米の精選から精米、包装までを行う製造室内はほぼ無人、すべての工程が操作室から遠隔操作されています。

出荷前の最後の工程、お米を袋詰めする包装室は、フィルターで濾過したきれいな空気を送風し、塵やほこりの混入を防ぐクリーンルームになっています。

産地で収穫されたお米は玄米の状態で運ばれてきます。
運ばれてきた玄米は「荷受ホッパー」という網の目を通します。
混ざっていた大きな異物などはこの網の目にかかって取り除かれます。
さらにここでは、普通の精米のほかに、無洗米を作るためのラインも稼働しています。

次は「荷受ホッパー」の網の目では取り除けなかった異物を取り除く玄米精選という工程です。「アスピレーター」と呼ばれる機械の風の力で、米粒より軽い稲ワラなどを吹き飛ばします。
次に、3.5mmのピアノ線を内蔵した流下式選別機で米粒より大きなものを、さらには石抜き機にかけ、米粒より硬い石などの異物を取り除いていきます。

異物を取り除いた玄米は、計量器で重さを測られ、一旦玄米タンクに保管されてから次の工程に送られます。また、すぐ精米する必要のない玄米は、室温が常に15度に保たれている低温保管室で精米をされるまで大切に保管されます。

次に精米工程に入ります。玄米の硬くて薄い茶色の皮を削り取り、ぬかもとって食べやすく、パールのように輝くおいしい白米に生まれ変わります。
この工場では、出荷する数量に合わせて、3つのタイプの精米機で精米しています。さらにここでは、普通の精米のほかに、無洗米を作るためのラインも稼働しています。

無洗米とは?

精米したお米に熱付着材(でんぷん質)を吸着させて、わずかな米ぬかだけを取り除いたのが無洗米です。お米を洗う必要がなく、時短や、お水の節約にもなるだけでなく、お米の表面のうま味層を壊さず、おいしいご飯に炊き上げることができます。

精米されたお米は、続いて精米精選という工程に送られます。ロータリーシフターという機械で砕けてしまった砕米や、米粒の表面に付着している米ぬかを取り除きます。さらに色を識別し、白いもの以外を除去する光学式選別機で草の実などの異物、被害粒と呼ばれる色の付いたお米も選り分けて取り除きます。
その工程を終えたお米だけが精米タンクに保管されます。

最後に計量、包装、出荷の工程となります。
ここでも繰り返し安全のためのチェックをしています。光学式選別機で白米から金属やプラスチック、被害粒などを選り分けて再度チェック。続いて金属検出器で金属類が混じっていないか調べます。さらに、バイブロスクリーンという機械でお米が砕けた細かい粒を取り除き、初めて皆さんにお届けすることのできるお米となります。


この工場では様々な産地のお米が精米、出荷されています。包装に使用する袋は、お米の種類、産地、分量の違いで約300種類もあります。必要なデータを入力すれば自動的に袋を選んでくれる「自動包装ラック」で、作業はスピーディーです。


包装は基本的に無人で自動的に行われていますが、袋とお米の内容が間違っていないかバーコードでチェックしています。袋には精米した日付が印字され、正確に量を測って包装、次々にベルトコンベヤーで運ばれていきます。
ベルトコンベヤーの途中には金属検出器があって、もし金属類の反応があった場合には即座にラインが止まり、安全を守る役割を果たしています。また、ウエイトチェッカーでは、包装された商品の重量が少なかったり、オーバーしていないか、ほんの少しの重量の違いも見逃さずにチェックしてから出荷しています。

宮城米を安全安心に
皆さんの食卓へと
お届けします

この工場では、時代のニーズに合わせた「真空脱気米・窒素充填米」や、飲食店や給食施設用などの業務用商品まで、幅広い商品を出荷しています。

宮城を代表する主力品種ひとめぼれ、あっさりとした食感と飽きのこないおいしさで人気のササニシキ、光沢が自慢のつや姫、そして宮城のブランド米だて正夢。

パールライス宮城は徹底した品質管理と確かな精米技術で、ふるさとの宝である宮城米を安全安心な商品として皆さんの食卓へとお届けしています。